雹(ひょう)の被害、地球温暖化の影響?

 2005年5月15日夕方、普段は電話などめったにない畑仲間から突然の電話。
「野菜が全滅だよ。お宅の野菜も同じだよ」とがっかりした声。すぐに車で、畑に駆けつけました。連絡を受けてその日の18:30撮影。

夏野菜の植え付けも終わり、順調に生育していたのですが、5/15午後、ほんのわずかな時間、激しい雹(ひょう)と突風でやさい畑は大被害。我々の畑のある300m四方だけ猛烈な突風とひょうに見舞われたようです。

トマト、きゅうり、インゲンなどは全滅。ソラマメ、スナップエンドウ、ジャガイモ、ねぎなどもズタズタ。ねぎなどみじん切り状態です。 イチゴ、スイカの苗は幸い、寒冷紗やビニールで保護していたの無事。

(追記)2007年5月同じ日にも2005年ほどではないが大粒のひょうに見舞われました。量が少なく、被害はそれほどでもなかったのは好運でした。60年近く長年、野菜作りをしている人に聞いてもこの地方でこんなひょうの被害があるのは経験無いそうです。

これも地球温暖化の影響でしょうか?今後は、5月末までは寒冷紗などでトンネル覆いをして、夏野菜の保護するといった対策がこれからは必要ですね。野菜作りをしていると地球環境の問題を実感できます。


              

15:30 たまたま畑にいた佐藤氏撮影の写真。白いのはすべて、降り積もったひょうです。こんな大粒の氷の塊が横殴りの突風とともに降ってきたそうです。車の中にに退避していた人の話では「ひょうで1m先も見えないほどで、野菜があっというまになぎ倒された。車が倒れるかと思い、怖かった」

ジャガイモ畑は北風ですべて南側になぎ倒されています。畝の間に白い雹が10cmほど積もっています。1週間ほどで回復しましたが、収穫量は半減。小粒。しかし再生力は強い。

きゅうりの苗も根元だけ残る。あきらめてすべて植え替えました。

キャベツは上半分が吹っ飛びました。

小松菜。回復不能。

昨年の秋に種まきし、収穫が始まっていたスナップエンドウ。一部収穫できましたが、さやにひょうで受けた茶色の傷が残っていました。

トマト

なす。被害直後。

左から2週間後のなす。なすは新芽が出てきました。回復期待したが、結局、収穫量はいつもの20%。こうなったら畝作りをし直して新しい苗を探して植え替えた方がよかった。

6月収穫予定のにんにく。

たまたま夫婦で畑にいて、激しい雹を車の中に避難していたという経験をした隣のあきるの桜農園の方から雹の直後の貴重な写真をもらいました。

とても5月の景色とは思えませんね。冬景色です。こんなことがあるなんて信じられません。

(追記)2007年5月同じ日にも2005年ほどではないが大粒のひょうに見舞われました。
これも地球温暖化の影響でしょうか?
今後は、5月末までは寒冷紗などでトンネル覆いをして、夏野菜の保護することがこれからは必要ですね。

5/15(日) 15:30ひょうの直後に撮影された写真をもらいました

隣のジャガイモ畑

畑のそばの道路も雪景色のよう

ねぎも再生しましたが、収穫量は半減。ひょうにたたきつけられた畑の土はどうも調子が悪いようで思い切って、こううんし、植えなおした方がよかったか?